こんにちは。司法書士の藤井です。年が明けたかと思ったらもう2月も半ば!早いものですね。
ところで皆さん、「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」というのをご存知ですか?選日のひとつで、一粒の籾(もみ)が
万倍にも実る稲穂になるという意味があります。一粒万倍日は何事を始めるにも良い日とされ、特に仕事始め、開店、種まき、
お金を出すことに吉であるとされます。但し、借金や物を借りたりすることは苦労の種が万倍になるので凶とされます。
ちなみに、2月の一粒万倍日は、本日15日(水)、22日(水) 、27日(月) 。縁起担ぎで何かをしてみるのもいいですね。
1月号のコラムで遺言書を書くための鉄板ルールについてふれましたが、遺言書は、
「便箋と封筒、消えにくいボールペンや万年筆、印鑑+朱肉」があればどなたでも
スグに書くことができます。
遺言書の書きなおしは何度でもできますが、間違うと訂正が大変なので
まずは、「あなたが誰に何を伝えたいか(残したいか)」を整理することが大切です。
この機会に「もし自分だったら・・」と考えてみましょう!
【直筆遺言作成のポイント】
■タイトルから本文、日付、氏名はすべて自署します。
■財産の分け方については、自分の財産は何か、誰に相続させたいかを具体的に示しましょう。
■人について書くときは、特定できるように続柄、フルネーム、生年月日などを明記します。
■手続きをスムーズにするために、遺言執行者は指定しておきましょう。
■家族へのメッセージも残すことができます。付言事項に明記しておきましょう。
①タイトルは「遺言書」とします。
②続柄、フルネーム、生年月日を入れて
相続人が特定できるようにします。
(相続人以外であるときは住所も書いて
おきましょう)
③法定相続人に対しては「相続させる」
法定相続人以外に対しては「遺贈する」
という言葉を使用します。
※「あげる」「譲る」は使わないでください。
預貯金などまとまった財産については
支店名、口座番号も記載しましょう。
※残高は書かなくてOKです。
④手続きをスムーズにするために遺言執行者
を指定しましょう。
⑤⑥⑦正確な日付、署名をし、印鑑を押します。。
☆遺言書のテンプレートが裏面にございます。ご記入の仕方についてはお気軽にご相談ください。
☆次回は、「遺言書によくある誤解」についてお教えします。